本日、Quail ユーザーの皆様に Quail のコマンドラインツール「Quail CLI」をご紹介できることを大変嬉しく思います。
このコマンドラインインターフェースは、Quail アカウントの管理を簡素化・自動化し、ターミナルから直接認証や記事の作成・管理を可能にします。コマンドラインでの作業を好む開発者から、単に Quail アカウントとのやり取りをより迅速にしたい方まで、Quail CLI は効率性の向上に役立ちます。
Quail CLI とは?
Quail CLI は、Quail の主要な操作を簡単に実行できるコマンドラインツールです。Quail API と直接やり取りすることで、ユーザー認証、記事管理、ユーザー詳細情報の取得などを、シンプルなコマンドで実現します。
Quail のウェブインターフェースを通じて日常的なタスクを実行する必要はもうありません。コマンドラインの速さと利便性を活用し、数回のキー入力だけで操作を完了できます。
主な機能
Quail CLI が実行できる主な機能は以下の通りです:
- OAuth による認証:ターミナルから安全に Quail アカウントにログインできます。
- 記事の管理:markdown ファイルを使用して、記事の作成、更新、公開、非公開、削除を簡単に行えます。
- ユーザー情報の取得:現在認証されているユーザーの詳細情報を取得できます。
- ワークフローの自動化:スクリプトやバッチ処理で Quail CLI を使用し、一括操作や簡素化された公開プロセスを実現できます。
始め方
Quail CLI の使用を開始するのは非常に簡単で、ツールをインストールし、いくつかの簡単なコマンドを実行するだけです。
インストール
最新のリリースをこちらでご確認ください。そして、お使いのプラットフォーム用のバイナリをダウンロードしてください。
バイナリを展開し、お使いのPATH
に配置してください。
ソースコードからインストールする
Go に精通している場合は、以下のコマンドで直接インストールできます:
$ go install github.com/quail-ink/quail-cli@latest
インストール後、以下のコマンドを実行して Quail アカウントとのやり取りを開始できます:
$ quail-cli login
このコマンドは OAuth を通じて Quail の認証を促します。指示に従ってログインすると、記事の管理やユーザー情報の取得を開始できます。
Quail CLI を使用した記事の管理
Quail CLI の特徴の一つは、markdown ファイルを使用して記事を管理する機能です。既に markdown で内容を書いているユーザーにとって、これは非常に適しています。CLI は markdown ファイルの frontmatter を読み取ることで、記事の作成、更新、公開を自動的に処理します。
Markdown 記事の例:
---
title: "未来へようこそ"
slug: future-tech
datetime: 2024-10-01 10:00
summary: "未来の技術トレンドを紹介します。"
tags: tech, future, innovation
cover_image_url: "https://example.com/cover.jpg"
---
この記事では、未来の技術とそれが世界をどのように形作るかについて探ります...
> "十分に進歩した技術は、魔法と見分けがつかない。"
> —— アーサー・C・クラーク
# 未来は既に到来している
これらのイノベーションについて深く掘り下げてみましょう...
この markdown ファイルを使用して記事を作成または更新するには、以下のコマンドを使用します:
$ quail-cli post upsert your_post.md -l your_list_slug
ここで、
your_post.md
は記事のファイルパスyour_list_slug
はリスト識別子です。例えば、リストのアドレスがhttps://quaily.com/my_list
の場合、リスト識別子はmy_list
です
記事が既に存在する場合、Quail CLI は記事を更新します。存在しない場合は、新しい記事が作成されます!
記事の公開とその他の操作
記事の公開も同様に簡単です:
$ quail-cli post publish -l your_list_slug -p your_post_slug
同様のコマンドを使用して、記事の非公開、配信、削除を行うことができ、すべてのコンテンツ管理ニーズをターミナルで処理できます。
設定オプション
Quail CLI は柔軟な設定システムを提供し、Quail とのやり取り方法をカスタマイズできます。設定は YAML ファイルに保存され、CLI はデフォルトで $HOME/.config/quail-cli/config.yaml
パスで設定ファイルを探します。
以下は設定ファイルの例です:
app:
access_token: ""
expiry: ""
refresh_token: ""
token_type: ""
post:
frontmatter_mapping:
cover_image_url: featureImage
異なる frontmatter キーを Quail の記事プロパティにマッピングでき、記事の構造と提出方法を完全に制御できます。
Quail CLI を使用すべき人は?
作家、開発者、複数のニュースレターを管理する人など、Quail CLI はワークフローを簡素化します。ターミナルでの作業を好む場合や、記事の公開、ユーザーデータの取得、コンテンツの一括管理などのタスクを自動化する方法が必要な場合、このツールは非常に適しています。
開発者は Go を使用した簡単なインストールプロセスを好み、作家は markdown ファイルとターミナルを通じて記事を管理する簡便さを好むでしょう。
最後に
Quail CLI はオープンソースで、コミュニティからの貢献を歓迎します。問題が発生した場合や新機能の提案がある場合は、GitHub やドキュメントで使用方法を確認したり、問題を報告したり、プルリクエストを提出したりできます。