Obsidian Web Clipperはブラウザの拡張機能で、ウェブページのコンテンツを取得した後、データをObsidian(デフォルトではClippingsフォルダに追加)に送信します。一方、[NetClip]はObsidianのプラグインとして、Obsidian内でウェブページを閲覧し、コンテンツを取得してMarkdownに変換し、AI機能を統合して、処理後のコンテンツを指定されたObsidianリポジトリに保存します。AIのプロンプトはカスタム変数で動的な条件を達成できるため、外国語のウェブページの読解に非常に便利です。

1. 機能デモ

以下ではAll Things Zettelkasten | Writing by Bob Dotoサイトを使用して機能を紹介します。

2. 設定

NetClipをインストールして有効にした後、まず設定に移動します。

2.1. Clipperタブ

  • Change folder name: デフォルトのクリッピングフォルダ、デフォルトはNetclips
  • Domain-Specific Save Locations: 分類場所、デフォルトでArticles、Research、Techの3つのカテゴリがあり、それぞれNetclipsフォルダ下に対応するサブフォルダが作成されます。追加や修正が可能です

2.2. AI Prompts

  • Enable AI Processingを有効にしてからこの機能を使用できます
  • Gemini API Key: Google AI StudioでGeminiのAPIキーを取得し、取得したキーをこのフィールドに入力します
  • AI Prompts: よく使用するプロンプトを自分で管理します。以下の図はTranslate Contentの設定です:
    • Prompt: 実際のプロンプトテキスト
      • ${article}はデフォルト変数で、取得後のウェブページコンテンツを指します
      • ${カスタム変数名}でメニューを追加し、選択した内容をその場所に入力します
    • Variables: プロンプトで使用するカスタム変数
      • Variable Name: プロンプト内で${変数名}で変数値にアクセス
      • Variable Values: 1行に1つの値、最も頻繁に使用するオプションを一番上に配置
        gh|611

3. 新しいClipの追加

  • NetClipをインストールして有効にすると、左側のツールバーにNetClipアイコンが表示されます。クリックするとClipper Viewパネルが表示され、+ボタンをクリックします

    gh|700

  • カテゴリを指定

  • AI処理オプションをチェック、いずれか一つを選択

  • 下部の【Clip】をクリックして取得とAI処理を開始

    gh|700

  • 処理後のノートは指定されたカテゴリフォルダに保存されます

    gh|700

4. 💡 関連リンク

💡 解説記事: https://jdev.tw/blog/8694/
✅ Obsidian-NetClip GitHub: https://github.com/Elhary/Obsidian-NetClip

5. チュートリアル動画