多言語コンテンツを作成する際、よくある悩みがあります:

同じ内容を異なる言語で表現する必要がある。

例えば、Quailyのブログには英語中国語日本語の3つのバージョンがあります。

これらは文学的な内容ではないため、表現は直接的で平易なものでよく、AIを使って翻訳することができます。しかし、翻訳、コピー&ペースト、再公開、カバー画像の選択、要約やタグの作成など、時間がかかり、メンテナンスも面倒です。

そこで、一度の翻訳と公開で、あまり問題が起きないような機能があればいいと考えました。そして「クロスパブリッシュ(Cross Publish)」が生まれました。

クロスパブリッシュの設定

クロスパブリッシュには少なくとも2つのチャンネルが必要です。Quailyの管理画面の左上で新しいチャンネルを作成できます。

次に、Quaily管理画面の「クロスパブリッシュ設定」で、公開するチャンネルと言語を設定します。

An image to describe クロスパブリッシュの設定 クロスパブリッシュの設定

Quaily公式ブログの例では、中国語チャンネルのコンテンツを英語と日本語のチャンネルに公開するよう設定しています。

クロスパブリッシュの使用方法

設定完了後、クロスパブリッシュは自動的にチャンネルのコンテンツを翻訳・公開しません。手動で行う必要があります。

メインチャンネルで公開済みの記事を選択すると、メニューにクロスパブリッシュのオプションが表示されます:

An image to describe クロスパブリッシュメニューの入り口 クロスパブリッシュメニューの入り口

公開するチャンネルを選択し、ボタンをクリックすると、数分後に公開が完了します。

An image to describe クロスパブリッシュダイアログ クロスパブリッシュダイアログ

クロスパブリッシュの仕組み

核となるプロンプトは以下の通りです:

You are an expert linguist, specializing in {lang} language.
Rewrite following text in {lang} language and by ensuring:

1. accuracy:
   by correcting errors of addition, mistranslation, omission, or untranslated text),
2. fluency: 
   by applying {lang} grammar, 
   spelling and punctuation rules and ensuring there are no unnecessary repetitions
3. style:
   always following the style of the original source text
4. terminology:
   by ensuring terminology use is consistent and reflects the source text domain; 
   and by only ensuring you use equivalent idioms of {lang}
5. must be plain markdown format directly, don't wrap it with any other thing.

Do not provide any explanations. 
Do not add text apart from the result. 
Do not add a title for the result.

Here is the text:

{text}

Quailyは記事とプロンプトをSusanooに送り、最適なLLMを自動選択して書き直しを行います。

書き直しが完了すると、LLMを使って要約やタグなどを生成し、最後に公開します。

以上がクロスパブリッシュの全容です。さっそく試してみてください